映画『イエスタデイ』に見る幸せの形

ビートルズの音楽が注目されがちなこの作品、私にとってはシンプルに、ただのラッキーボーイのひとつの物語にしか見えない。

”世界からビートルズの音楽が消える”というファンタジー要素以外は案外普通の悩みを持つ主人公。「好きな子が他の男と付き合っちゃった」とか「忙しすぎて仕事で思わず取り乱してしまった」とか、そして「夢を取るか、愛を取るか」という究極の選択さえも、割と普通の悩みに近い。

でもそんな感動&切なさを押し付けてこない爽快コメディは、さすがのリチャード・カーティス（原案／脚本／製作）。

今日は泣いたり心揺さぶられる映画じゃない。
笑って口ずさんで爽やかな1日を送りたい、なんて日におすすめ。

でも"Something"は本編にも入れて欲しかったなー。

『イエスタデイ』
★★★☆☆
監督：ダニー・ボイル
出演：ヒメーシュ・パテル、リリー・ジェームズ、ジョエル・フライ、エド・シーランほか
公開：2019年10月11日（金）
https://yesterdaymovie.jp/

望月　瑠花 - Luca Mochizuki -

るかログ。